#「ドラマ『冬のソナタ』のように球団運営」
2004年11月30日、球団買収を公式発表し、私はドラマ「冬のソナタ」の話をした。 当時、日本では韓流ブームが起きていた。 その中心に「冬のソナタ」とヨン様(ペ・ヨンジュン)がいた。
2004年11月30日、球団買収を公式発表し、私はドラマ「冬のソナタ」の話をした。 当時、日本では韓流ブームが起きていた。 その中心に「冬のソナタ」とヨン様(ペ・ヨンジュン)がいた。
「冬のソナタ制作陣は一日2-4時間しか眠らない強行軍の中でも、インターネット上に出てくるファンの意見を毎回反映してストーリーを組み立てたと聞いた。 私もこういう形で球団を運営します」。
インターネット時代に歩調を合わせて、球団とファンの間でも意見交換がリアルタイムで行われるべきだという原則を明らかにしたのだ。 これには「野球ファンも顧客」という考えがあった。 球団オーナー会議の内容をメディアに透明に知らせると述べたのも同じ脈絡だった。 翌日、スポーツニッポン紙はこういう論評を出した。 「ヨン様は数日前、暴風のように日本を訪れてすぐに帰ったが、孫さま(孫正義)の改革は日本野球界に新しい風を吹き起こすに違いない」と。
買収の1カ月後に私は株主総会を開き、球団名を「ソフトバンク・ホークス」に変えた。 続いて王貞治監督を副社長兼ゼネラルマネジャーに昇格させた。 現役プロ野球監督では日本で2番目に役員になったのだ。 私は「王監督、すべてあなたがしてください」と伝えた。 球団運営の全権を渡したのだ。 06年に王監督が胃がん闘病を始めた時も、私は動揺なく支持を送った。 ソフトバンクの職員も自発的に回復を祈る千羽鶴を折って伝えた。 胃の90%を切り取っても王監督は超人のようにまた立ち上がった。 08年に退任するまでチームのために尽くした。
台湾国籍でいろんな差別と逆境を乗り越えて、日本野球の生きた神になった王貞治氏。 私が王監督に抱いた気持ちは単なる尊敬心ではなく、同類意識かもしれない。 王監督の血と汗が染み込んだホークスは昨年に続いて今年も日本パリーグで優勝した。
福岡の人々の球団愛も素晴らしい。 500万人の住民のうち半分がソフトバンクモバイルに加入している。 ソフトバンクモバイルは06年に設立した移動通信企業だ。 これからは日本史上最大のビッグディールについて話す時だ。
中央日報
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